スタジオジブリ・レイアウト展

高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。

スタジオジブリ・レイアウト展

高畑勲・宮崎駿両監督が築き上げてきた、スタジオジブリ。
宮崎監督による「風の谷のナウシカ」(1984年)に始まり、2013年には「風立ちぬ」(宮崎監督)、「かぐや姫の物語」(高畑監督)と、それぞれの集大成というべき作品が完成しています。
今回ご紹介する「レイアウト」は、一枚の紙に背景とキャラクターの位置関係、動きの指示、カメラワークや撮影処理など、そのカットで表現されるすべてが描かれた、映画における設計図にあたるものです。
アニメーション制作におけるレイアウトは、作品の統一感を保つ上で重要な役割を果たしており、そこにはキャラクターの疾走感や躍動感、映画的な空間構成までもが表現され、作り手たちのイマジネーションにあふれています。
本展では、アニメーションの魅力が詰まった「レイアウト」を読み解きながら、高畑・宮崎両監督の仕事を中心にスタジオジブリ作品の秘密に迫ります。

なお、2008年より東京を皮切りに巡回してきたレイアウト展も、台湾でついに最後の巡回となりました。
この間に作品数も増え、全作品選りすぐって展示しております。
期間中、もしご旅行など計画されている方など、お近くへお越し際には是非お立ち寄りください。

展覧会概要

レイアウトは、一枚の画としてみると歪んで見えるかもしれない。 しかし、アニメーションでは、嘘をつかなくちゃいけないわけです。 我々は、どうやって、一枚の画、平面で、視覚の変化を、いかに実際に近いように感じさせるかというところなんです。

高畑 勲

アニメーション映画というものは、"あやかし"。 どうやってあやかされるかが楽しみなんです、見ている方も。

宮崎 駿

※開催当時のメッセージより一部抜粋

アニメーションは実写の映画とは違い、登場人物やその背景、雨や風などの自然現象にいたるまで、すべて一から描かなくてはなりません。その表現方法が全て詰まった「レイアウト」をあなたも読み解いてみませんか。

スクリーンを使用したわかりやすい展示も。過去の作品は非常に貴重です

宮崎監督ら直筆のレイアウトも多数展示

トトロやネコバスの影もチラリ

どこかで見た廊下ですね!

約1,300点ものレイアウトを余すことなく展示!

天井いっぱいまで敷き詰められたような「千尋」のコーナーはその画の迫力に圧巻です!

レイアウトとは?

皆さん、アニメーションの「レイアウト」とは何か、ご存知ですか?

2Dセル映画アニメーションのレイアウトについてが記載された「レイアウトとは?」をご用意しておりますのでご利用下さい。

※ 下記のボタンをクリックすると、印刷およびダウンロードすることができます。

PDF(747KB)

巡回情報

2019.01.19(土)- 2019.04.18(木)
2018.06.16(土)- 2018.09.17(月・祝)
2017.12.08(金)- 2018.03.11(日)
2017.07.15(土)- 2017.09.03(日)
2017.04.20(木)- 2017.06.18(日)
2016.11.19(土)- 2017.02.05(日)
2016.07.16(土)- 2016.10.10(月)
2016.04.23(土)- 2016.06.22(水)
2014.10.04(土)- 2015.03.01(日)
2014.05.14(水)- 2014.08.31(日)
2013.10.12(土)- 2014.01.26(日)
2013.06.22(土)- 2013.09.22(日)
芸術の殿堂(ソウル)
2013.02.22(金)- 2013.05.06(月)
2012.11.17(土)- 2013.02.04(月)
秋田県立美術館
2011.09.16(金)- 2011.11.27(日)
松本市美術館
2011.07.15(金)- 2011.09.04(日)
熊本県立美術館
2011.02.26(土)- 2011.07.03(日)
福島県立美術館
2010.10.09(土)- 2011.01.10(月)
2010.06.26(土)- 2010.08.29(日)
札幌芸術の森美術館
2010.04.29(木)- 2010.06.13(日)
2010.02.20(土)- 2010.04.18(日)
2009.07.25(土)- 2009.10.12(月)
2008.07.26(土)- 2008.09.28(日)