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ジ・アート・オブ カーズ

ジ・アート・オブ カーズマイケル・ウォリス / スザンヌ・フィッツジェラルド・ウォリス 著
序文:ジョン・ラセター
翻訳:那波かおり
スタジオジブリ責任編集

A4判横ハードカバー オールカラー160ページ
定価:3990円(本体3800円+税)
ISBN 4-19-862177-2
© Disney/Pixar

ピクサーの最新作「カーズ」は、ジョン・ラセターが6年ぶりに監督を手掛けた作品です。本書「ジ・アート・オブ カーズ」は、映画制作のために描かれた数々のラフスケッチやデザイン画などを、制作スタッフ――監督、CGおよびデザイン、美術関係者などの詳細な解説によって紹介していく唯一の書籍です。映画の中に描かれた、個性豊かな車たちや巨大なレース場、田舎町ラジエーター・スプリングなどが、どのように発想されそして設計されていったのかがわかる、メイキングブックとなっています。

スタジオジブリ絵コンテ全集第II期

スタジオジブリ絵コンテ全集第II期原作 宮沢賢治
絵コンテ 高畑勲 才田俊次

A5判ソフト・函入
222ページ
定価2520円(本体2,400円+税)
ISBN 4-19-862176-4

スタジオジブリ絵コンテ全集第II期に、新たな一冊が加わりました。
高畑勲が脚本・監督をつとめた宮沢賢治原作の「セロ弾きのゴーシュ」。1981年度大藤賞を受賞した劇場用アニメーションです。本書は、高畑勲が、本作のキャラクターデザイン・原画をひとりでこなした才田俊次とともにつくりあげた映画の設計図。映画制作に携わったスタッフの丹念な仕事を見て取ることができます。

新たな特典映像を加えたDVD「セロ弾きのゴーシュ」も7/7に発売されます。
セロ弾きのゴーシュ DVD2枚組 4935円(税込)
発売元:ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント

絵本 種山ヶ原の夜

絵本 種山ヶ原の夜
原作 宮沢賢治
翻案(絵と文) 男鹿和雄

A4横上製
オールカラー72ページ
定価2415円(本体2300円+税)
ISBN 4-19-862175-6

現代が喪った本当の日本人たちがここにいる。
80年の時を超える宮沢賢治の知られざる傑作を、男鹿和雄が一冊の絵本に!
男鹿和雄が紙芝居映像という手法ではじめて演出を手がけた映像作品「種山ヶ原の夜」を、新たな描き下ろしを加え絵本にまとめました。

―― 賢治が生きていた時代、北上の山間に暮らす人々の生活は決して楽なものではなかったと思います。厳しい環境や労働に耐え凌ぎながらも、山の恵みやわずかな耕地の収穫を喜びとし、季節の行事や祭り事を楽しみにして、自然に感謝と恐れの念をもって暮していたに違いありません。そんな人たちだからこそ天候や山の変化に敏感に反応し、時には、不可思議と思えるような山の音を聞いたり、一瞬の光と影の動きを目に留めて、何かを感じとったりしていたのかも知れません。それは、強い刺激や情報の氾濫によって鈍感になってしまった現代人が忘れかけている感覚(能力)だと思うのです。(本書「あとがきにかえて」より)

男鹿和雄さんが描く山や、どこまでも広がる草原の澄んだ光と空気とともに、この作品の醍醐味である方言の魅力にも触れてみてください。

NGO、常在戦場

NGO、常在戦場大西健丞 著

四六判上製
248ページ
定価:1575円(本体1500円+税)
ISBN 4-19-862136-5

イラク・コソボ・アフガニスタン・東ティモール・シエラレオネ・リベリアなどの紛争地域。モンゴル・イラン・インドネシア・パキスタン・中国雲南省・新潟県などの自然災害や貧困にあえぐ地域。――これらの地域で緊急人道援支援と復興・開発支援を続けてきたピース ウィンズ・ジャパン。その統括責任者が綴る10年にわたる活動の中間報告。

映画のどこをどう読むか

映画のどこをどう読むかドナルド・リチー 著
三木宮彦+司馬叡三 訳

四六判並製
160ページ
定価:2520円(本体2400円+税)
ISBN 4-19-862125-X

1925年~1975年までに公開された映画史に残る10本の名作を詳細に解説。映画を見て"感動する"だけでなく、"考え""理解する"ことによって映画の面白さは大きく広がっていきます。映画と芸術の評論家であるドナルド・リチー氏が、全く新しい視点で映画を紹介。1984年に発行され、"映画の見方が変わる"と称された名著を、装いも新たに復刻。名作映画を理解するための格好の入門書となっています。

収録作品
  • 戦艦ポチョムキン(セルゲイ・M・エイゼンシュテイン)
  • 裁かるるジャンヌ(カール・テオドール・ドライアー)
  • 操行ゼロ(ジャン・ヴィゴ)
  • ゲームの規則(ジャン・ルノワール)
  • 市民ケイン(オースン・ウエルズ)
  • 忘れられた人々(ルイス・ブニュエル)
  • 東京物語(小津安二郎)
  • 抵抗(ロベール・ブレッソン)
  • 情事(ミケランジェロ・アントニオーニ)
  • バリー・リンドン(スタンリー・キュブリック)