漫画映画論
今村太平 著
四六判上製本
280ページ
定価:2,310円(本体2,200円+税)
ISBN 4-19-862100-4
戦前から戦後にかけて活躍した映画評論家・今村太平の代表作をジブリライブラリーで復刻。太平洋戦争間近の1941年に発表されて以来、増補、改訂を重ねた名著です。
今村太平の名を後世に残すことになった、日本の古典芸術の特徴とアニメーションの特性を結びつけた持論。モノクロの短編漫画映画が主流の時代にアニメーションの時代が来ることを強く主張した先見性。初期ディズニー作品から「白蛇伝」までを縦横無尽に語り、アニメーションの可能性を真っ向から考えたその情熱は、今も耳を傾けるに値します。
解説:今村太平から得たもの 高畑勲
男鹿和雄画集II
男鹿和雄 著
スタジオジブリ責任編集
A4判変型ソフトカバー
142ページ
定価2,940円(本体2,800円+税)
ISBN 4-19-862074-1
「となりのトトロ」「おもひでぽろぽろ」「もののけ姫」「平成狸合戦ぽんぽこ」など、スタジオジブリ作品の背景美術を数多く手掛けた、男鹿和雄画集第2弾。今回は、「もののけ姫」と「平成狸合戦ぽんぽこ」の2作を中心に、「耳をすませば」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「コロの大さんぽ」(三鷹の森ジブリ美術館展示作品)といった作品の背景美術を数多く収録しています。
また本書は、アニメーション背景美術がいかにして描かれたのかを紐解く技法集にもなっています。カバーイラストの制作に密着したメイキングや、「もののけ姫」「平成狸合戦ぽんぽこ」の背景画や美術ボードをもとに、それらがいかにして描かれたのかを美術制作の立場から解説。背景美術の技法と表現に迫ります。
日本その心とかたち
加藤周一
B5判変型上製
本文264頁 写真図版88頁
本体価格4,700円
ISBN 4-19-862018-0
縄文土器から現代のアニメーションまでを含めた日本美術史の全てを網羅。そこに未来を考える大きなヒントがある。
独語版、仏語版、英語版で発売された書籍「日本その心とかたち」を新たに日本語版として再編集。新たに日本の文化の系譜の中でのアニメーションについて語ったインタビューも収録!(聞き手:アニメーション映画監督 高畑勲)
サツキとメイの家のつくり方
スタジオジブリ責任編集
発行・発売 ぴあ株式会社
A5判ソフトカバー
112ページ
定価1,200円
ISBN 4-8356-1541-7
映画「となりのトトロ」の草壁家が建築された! 昭和初期の建築手法を使って再現されたその中身を、100点以上の写真、設計図、建築に携わった人々の話、建築レポートなどで紹介。
2005年愛知万博(3月25日~9月25日)のパビリオンのひとつ「サツキとメイの家」をまるごと紹介する1冊!
ジ・アート・オブ Mr.インクレディブル
マーク・コッタ・ヴァズ 著
序文:ジョン・ラセター /
ブラッド・バード
訳:那波かおり
A4判変型横ハード オールカラー168頁
定価3,990円(本体3,800円+税)
ISBN 4-19-861955-7
© Disney/Pixar
ディズニー&ピクサーの最新作『Mr.インクレディブル』。この傑作3DCGアニメーションを制作するにあたって数多く描かれた、デザイン画やイメージイラスト、スケッチといったメイキング素材をたっぷり収録。さらに、監督のブラッド・バードや、製作総指揮を務めたジョン・ラセター、その他スタッフたちによる制作の裏話やメイキング秘話などを盛り込んだ、ピクサー・アニメーション・スタジオ全面協力のメイキングブック。その完全翻訳版が、『the art of Mr.インクレディブル』です。