「野中くん発 ジブリだより」2021年12月号

 12月18日(土)から舞台「千と千尋の神隠し」(於:帝国劇場)のチケット一般前売が始まります。上演は2022年3月2日(水)から3月29日(火)で、2月28日(月)・3月1日(火)にはプレビューがあり、言うまでもなくこれが世界初演となります。

 「千尋」舞台化のお話がジブリに最初にあったのは2017年の秋。宮﨑駿監督は快諾し、以後、準備が進められ、世間に対して発表があったのが今年の2月。去る11月9日(火)にはメインキャストと演出家が勢揃いしての製作発表が行われ、そしていよいよチケット発売に至りました。翻案・演出を務めるジョン・ケアードさんは、ミュージカル「レ・ミゼラブル」世界初演の潤色・演出を担った英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクターで、今回の舞台化はジョンさんの強い熱意により実現しました。共同翻案は今井麻緒子さん。キャストですが、千尋役は橋本環奈さんと上白石萌音さんのWキャストで、他にはハクを醍醐虎汰朗さん/三浦宏規さん、カオナシを菅原小春さん/辻本知彦さん、リンと千尋の母を咲妃みゆさん/妃海風さん、釜爺を田口トモロヲさん/橋本さとしさん、そして湯婆婆と銭婆を夏木マリさん/朴璐美さんがそれぞれWキャストで演じます。さらに、兄役と千尋の父は大澄賢也さん、父役は吉村直さん、青蛙はおばたのお兄さん。製作は東宝です。帝国劇場の後は全国4都市を巡演予定で、4月/大阪:梅田芸術劇場メインホール、5月/福岡:博多座、6月/北海道:札幌文化芸術劇場 hitaru、6・7月/名古屋:御園座となります。詳しくは東宝のホームページをご覧下さい。
https://www.tohostage.com/spirited_away/

 さて、東京・石巻と開催され好評を博してきた展覧会「アニメージュとジブリ展」が、12月9日(木)より大阪で始まりました。会場は阪急うめだ本店9階の阪急うめだギャラリー・阪急うめだホールで、来年1月10日(月・祝)まで開催中です。日時指定の予約制なので詳しくはホームページをご覧下さい。
https://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/gallery_animage_ghibli/

 最後になりましたが、三鷹の森ジブリ美術館では10月からオンラインショップ「マンマユート」を開始しています。こちらもどうぞ宜しく。
https://www.ghibli-museum-shop.jp/