郡山で展覧会開催中の男鹿和雄さんが、吉永小百合さんと交流会を開きました

2月27日(土)よりビッグパレットふくしまで開催中の「第二楽章 男鹿和雄展 -吉永小百合と語り継ぐ-」の開催を記念して、「寄り添っていつまでも 吉永小百合・男鹿和雄 福島の集い」が今月の8日に開催されました。
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『第二楽章』とは、吉永小百合さんが反核・平和を願って、1986年からはじめた原爆詩の朗読をまとめたCD・詩画集のタイトルです。
そのCD・詩画集の挿絵を、男鹿和雄さんは担当してきました。
男鹿さんが描いた、広島・長崎・沖縄・福島の作品を一堂に集めた展覧会は、これまで広島・長崎と巡回し、現在は福島県 震災当時、郡山市民の避難場所となったビッグパレットふくしまにて開催中です。

吉永さんは東日本大震災後、特に福島に思いを寄せられ、これまで取り上げていた原爆詩だけでなく、福島の詩人や子どもたちの詩の朗読も、日本各地で、時には海外でも、続けてこられました。
今回は、そんな吉永さん、男鹿さんの「これからも福島の皆様に寄り添っていきたい」という想いから、展覧会会場横にある仮設住宅にお住まいの、川内村と富岡町の方々を招いての交流会が実現しました。
当日は、お客様からのご質問におこたえしたり、お楽しみ抽選会や、皆さんとの記念撮影などが行なわれました。
また、両氏からは来場者全員に、東日本復興支援チャリティーTシャツやポストカードがプレゼントされました。
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会場では、男鹿さんの描いた富岡町名所の桜の絵に思わず涙する方もいて、吉永さんは「本当におうちを離れれていらっしゃるのは大変なことだと思うんですけど、何とかお元気で頑張っていただきたいと思っています」と地元の皆さんを励ましました。お客様からは「避難場所となったビッグパレットでの開催、仮設住宅の皆を招待、直接寄り添って会場全体が涙...と、今日はかすかな希望の記念日」との声も聞こえました。

「第二楽章 男鹿和雄展-吉永小百合と語り継ぐ-」は、3月21日(月・祝)までの開催です。
地元郡山青年会議所の皆さんの主催で実現しました。

皆さまのご来場、お待ちしております。
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