「ゲド戦記」が第63回ベネチア映画祭の特別招待作品として上映されることになりました。

 『ゲド戦記』が、8/30(水)~9/9(土)までイタリアで開催される第63回ベネチア国際映画祭にて特別招待作品として上映されることが決定しました。詳しくは、下のリリース文をお読みください。


(リリース)


ベネチア国際映画祭は、カンヌ、ベルリンと並び「世界3大映画祭」の1つで、その中でも最も古い歴史を誇る映画祭。過去、ベネチア国際映画祭には数多くの日本映画が出品され、古くは1951年に黒澤明監督の『羅生門』が、最近では1997年に北野武監督の『HANA-BI』が金獅子賞(グランプリ)を受賞しています。


一昨年の第61回ベネチア国際映画祭では、宮崎吾朗監督の実父でもある宮崎駿監督作品『ハウルの動く城』(04)が、日本のアニメーション映画として初めてコンペティション部門に出品され、その高い作品性に評価が集まり、スタジオジブリとして、オゼッラ賞を受賞しました。また昨年の第62回ベネチア国際映画祭においては、宮崎駿監督が、多くの優れた作品を生み出した監督に贈られる栄誉金獅子賞を日本人監督として初めて受賞しており、今回の『ゲド戦記』の上映も、スタジオジブリ最新作、そして、宮崎駿監督の長男・吾朗氏の初監督作品として、大きな注目を集めることになりそうです。


ベネチア国際映画祭には、映画のスタッフを代表し、宮崎吾朗監督と鈴木敏夫スタジオジブリプロデューサーが参加する予定です。(上映日は未定です。)

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「宮崎駿監督がいただいた栄誉金獅子賞」

■宮崎吾朗監督コメント
「私のような素人同然の人間が監督した映画を、歴史あるベネチア映画祭にご招待していただいたことに本当に驚きと戸惑いを感じています。しかしながら私が心惹かれるイタリアという国の人々にこの映画を見ていただけることを心から嬉しく、光栄に感じています。」

■鈴木敏夫プロデューサーコメント
「日本で『ゲド戦記』公開の間近に、海の向こうから素晴らしい知らせが届き、とても嬉しく思います。正式招待作品に選ばれたということは、新人監督賞受賞の可能性もあるということなので、吾朗くんには一生に一度きりのチャンスを逃さずに、是非とも獲得してもらいたいですね。」