2001年5月の出版部だより 

■2001.5.28   出版部より
「千と千尋の神隠し」公開を記念し、ジブリブックフェアが6月下旬より全国書店で開催されます。このフェアに向けアニメージュ文庫、ロマンアルバムの復刻も決定しました。復刻されるアニメージュ文庫は「話の話」「もぐらの歌」「『ホルス』の映像表現」「世界の真ん中の木」「長靴をはいた猫」「また、会えたね!」など。ロマンアルバムは「未来少年コナン」「太陽の王子ホルスの大冒険」などです。フェアのラインナップについては近日中にこのホームページで紹介していきたいと思います。
■2001.5.21   出版部より
「作画汗まみれ」増補改訂版(大塚康生・著)が今日から発売になりました。
■2001.5.16   お知らせ
[大塚康生氏サイン会のお知らせ] *このサイン会は終了しました。
「作画汗まみれ」増補改訂版刊行を記念して青山ブックセンター橋本店でサイン会が催されます。詳細は下記のとおり。多くの方々のご参加をお待ちしております。
-------------------------------------------------
場所:青山ブックセンター橋本店(橋本駅北口下車、駅前橋本ビブレ5階)
日時:7月8日(日) 午後3時30分〜午後5時
現在発売中の「作画汗まみれ」増補改訂版を青山ブックセンター橋本店にてご購入の方、先着110名様に整理券が配布されます。なおサインの対象は青山ブックセンター橋本店にてご購入の「作画汗まみれ」増補改訂版に限られています。お問い合わせはTEL042-700-1866(青山ブックセンター橋本店)まで。
■2001.5.15   「井岡雅宏画集」編集担当より
[アンケートはがきから]
発売からまもなく1ヶ月。井岡雅宏画集に挟み込んだアンケートはがきが毎日のように返信されてきます。リアルタイムで「赤毛のアン」や「ハイジ」を見ていたであろう30代、40代の方々からのはがきが多く、女性からのものが目立ちます。一部を紹介すると「子どもの頃見ていた"ローラ"が実はこんなにも美しい背景であったのかと驚いています」「予約注文して楽しみに待っていましたが、アンが大きくなってからの絵が全くはいっていないのが残念!」「心が洗われるようなすがすがしい美術で、大変感動しました」「背景という仕事の大きさとせつなさを感じずにいられませんでした。アニメーションを担うスタッフの方々にもっと光があたればよいなと思います」と、励ましの声、もっとこうだったらよかったのに、など内容は様々です。アニメーションの美術に携わっているという方からは「こういった画集は大変有り難いです。穴があくくらい、眺め、悔し涙をながしてます」とも。こういったご意見は本を編集する者には、何よりの刺激です。アンケートはがきを送ってくださった方々には感謝です!
■2001.5.8   「作画汗まみれ 増補改訂版」編集担当より
[サイン会無事終了]
このHPでも告知しましたが、5月5日、渋谷パルコパート3、スクエア7にて「作画汗まみれ 増補改訂版」の著者、大塚康生さんのサイン会が行われました。「ルパン三世」ファーストシリーズ放送開始30周年を記念しての展示会「LUPIN THE THIRD EXHIBITION」の特別イベントでしたので、サイン会でも「石川五右ェ門のファンです」というおしゃれな女の子や、デートの途中らしき若いカップルの姿が目立ちました。「大人っぽいかっこいいアニメーション」の先駆け「ルパン三世」らしい情景でした。他にも朝10時の開場と同時にかけつけたという熱心な方や、はるばる滋賀県からいらっしゃった方など本当に大勢の方が来てくださいました。サイン会開始前からパルコの階段には当日お配りした整理券の青い紙を持った方たちの長い列ができ、お待たせしてしまった方もいましたが、皆様の協力のおかげで無事混乱なく終えることができました。ありがとうございました。そして何より、午後2時から約1時間半にわたって100人分のサインを書き続けていただいた大塚さん、お疲れさまでした!!
*なお展示会は21日まで続きます。お問い合わせは、03-3464-5111(パルコ代表)まで。
■2001.5.1   「井岡雅宏画集」編集担当より
[井岡さんの美術ボード]
井岡雅宏画集に収めた美術ボードは、ポスターカラーで描かれている。絵のサイズはB4サイズ(36.4cm×25.7cm)くらい。そのなかに、不揃いの小さめサイズの絵も何枚かある。「赤毛のアン」の白樺並木の絵は25cm×18cm くらいだ。高畑監督から伺ったのだが、当時の美術ボードではよくあることらしい。いつも参考にできるように、机の前に貼り、端がボロボロになったらその部分を切りつめる。そして、次第に小さくなっていくのだと。美術ボードは作品全体を通じて色使い、筆使い、様式などを統一し、それを背景のスタッフに示すために美術監督により描かれる。井岡さんの美術ボードは、立派に役割を果たして小さくなったのだ。


現在の出版部だよりに戻る

2002年 / 2003年
2001年  5月 / 6月 / 7月 / 8月 / 9月 / 10月 / 11月 / 12月