「ジブリだより」2026年6月号

 スタジオジブリの新作についての発表がありました。ジブリパークのジブリの大倉庫内にある「映像展示室オリヲン座」で上映される、初めてのジブリパークオリジナル短編アニメーション作品です。タイトルは「魔女の谷の夜」。ジブリパークのエリア「魔女の谷」を舞台にした物語で、監督は宮崎吾朗と山下明彦の二人が務めます。今回の作品も子どもたちにむけて制作されました。魔女の谷のどんな出来事が描かれるのか、すでに公開されているポスタービジュアルからみなさんも想像が膨らむのではないでしょうか。上映開始は7月8日(水)。公開まで楽しみにお待ちください。なお、ジブリパークのチケットが7月入場分から一部リニューアルされました。屋外の3つのエリアを巡ることができる「ジブリパーク 里山さんぽ券」が新設され、エリア券の「ジブリパーク 魔女の谷・もののけの里」では、ハウルの城など利用できる施設が増えています。詳しくはジブリパーク公式サイトをご確認ください。

 一方、宮﨑駿監督の「魔女の宅急便」(1989年公開)が、4Kデジタルリマスターとして劇場公開されることになりました。こちらは6月19日(金)より全国のIMAX劇場で期間限定上映されます。細部まで鮮明になった映像とクリアな音響で蘇る13歳の少女キキの物語は、新鮮な魅力を感じさせてくれるのではないでしょうか。本作は6月11日(木)に愛知県でオープンするTOHOシネマズ名古屋栄にて、先行上映が予定されています。当日は開業記念特別上映ということで、「となりのトトロ」「耳をすませば」などジブリパークのエリアにちなんだ作品も合わせて計6作が上映されます。

 そして、新しい催しについても発表がありました。展覧会「禅とジブリ」は、鈴木敏夫プロデューサーと禅僧との対談をまとめた著書『禅とジブリ』(淡交社)を原点に、ジブリ作品を通して〝禅的なまなざし〞に触れる、これまでにない体感型の展覧会です。京都を皮切りに、京都市京セラ美術館 新館・東山キューブにて、10月3日(土)より開催予定です。前売券は7月18日(土)より発売となります。

 最後に、スタジオジブリの社長交代についてお知らせします。すでに報道などでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、6月22日(月)をもって福田博之社長が退任し、後任として現取締役の依田謙一が代表取締役社長に就任します。読売新聞の記者時代からジブリと20年以上の関わりがあり、TOKYO FMの「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」に何度も出演しているので、ファンにはお馴染みかもしれません。ジブリはこれまでと変わらず様々な創作活動を進めていく予定ですので、今後の展開にご期待ください。