「ジブリだより」2026年10月号

 ジブリパークは今年も「秋のどんどこ祭り」を開催します。昨年に続いて実施する催しもありますが、初企画で注目なのは10月31日(土)の夜に予定している「子どもたちだけの"夜の"映画鑑賞会in魔女の谷」です。魔女の谷に屋外スクリーンを設置し、オリジナル短編アニメーション『魔女の谷の夜』を子どもたちだけで鑑賞しよう、というイベントです。上映後にはエリア内を探検できる時間もあり、いつもと少し違う魔女の谷を楽しんでもらえるよう、スタッフが準備を進めています。子どもたちの記憶に残る、特別な夜になれば嬉しく思います。翌11月1日(日)にはスタジオジブリ作品『紅の豚』の上映と、劇中でマダム・ジーナの声を務めた加藤登紀子さんのコンサートを予定しています。加藤さんならではの、作品にまつわる貴重なエピソードが披露されるかもしれません。秋のどんどこ祭りは11月22日(日)まで続きます。この号が出るころには申し込みを終了しているイベントもありますので、詳細はジブリパークの公式サイトにてご確認ください。

 一方、三鷹の森ジブリ美術館近隣では、井の頭恩賜公園西園で野外音楽フェス「三鷹の森フェスティバル」が、10月18日(日)に開催予定です。アーティストのライブはもちろんのこと、会場には魅力的な模擬店も多数出店予定です。ジブリ美術館近くの小学校も参加予定ですが、現在、美術館スタッフは児童たちと一緒にアイディアを出し合いながら、どんな駄菓子を並べたらよいかと準備中。当日は多くの方に楽しんでもらえること、そして良い天気に恵まれることを願います。詳細は公式SNSなどをご覧ください。

 最後に、スタジオジブリのスタッフに長年愛されてきた、亜細亜大学近くの中華料理屋「丸善」が、残念なことにこの8月をもって閉店しました。57年間お店を続けてきた店主は81歳。ともに調理をしてきたお孫さんが独立の準備をすすめることになり、その歴史に幕を下ろすことになったそうです。ジブリのベテランスタッフによれば、1992年にスタジオが東小金井に引っ越してきたころからあり、当時はスタジオ周辺に食事のできるお店が少なく、丸善はとてもありがたい存在だったとのこと。人気メニューは何と言っても味噌チャーハンと油そばのセット。コクのある味わいが好評で、閉店直前の8月下旬にはその味を求めて多くの人が丸善の行列に並んでいました。作品制作の追い込みの合間や、打ち合わせの間などに、このメニューを食べた記憶がよみがえります。長い間ありがとうございました。