「野中くん発 ジブリだより」2023年10月号

 映画「君たちはどう生きるか」が公開されて3か月が過ぎようとしていますが、お陰様で多くの方々にご覧頂いており、本当に有難いことです。海外でも、9月7日(木、現地時間)にトロント国際映画祭で初上映があり、幸いとても好評でした。以後、サン・セバスティアン国際映画祭やニューヨーク映画祭、ロンドン映画祭等で上映が続き、今後もフランスプレミアとなるリュミエール映画祭等で上映予定です。並行して、一般上映も海外でいよいよ始まっており、10月6日(金)公開の台湾を皮切りに、10月下旬から11月初めにかけてスペイン、韓国、フランスで劇場上映が始まり、さらに年末に向けてアメリカ、オーストラリア、イギリス、香港等でも公開が続く予定です。海外の観客に本作はどう受け止められるでしょうか。

 日本では、宣伝だけでなく情報公開もほぼしないで興行を続けて来ましたが、11月初旬以降には、ジ・アートや絵コンテ本、フィルムコミックなどおなじみの関連書籍も発売開始予定で、より深く映画を知り、楽しむことが出来るようになるはずです。皆様、「君たちはどう生きるか」を引き続きどうぞ宜しく。

 さて、ジブリパーク第2期のエリアの1つ、「もののけの里」がいよいよ11月1日(水)に開園します。「もののけ姫」に登場する和風の里山的風景をイメージしたエリアで、映画に出て来る建物をモチーフにした体験学習施設「タタラ場」では地元の郷土料理「五平餅」に関する体験が可能(別料金)。「乙事主」の滑り台(利用は12歳以下)や「タタリ神」のオブジェも注目です。「もののけの里」のチケットは2024年2月12日(月)入場分までは「ジブリの大倉庫」とのセット券のみで、11・12月入場分は発売済、1月入場分は10月10日(火)発売開始予定です。ジブリパークは日時指定の予約制。詳しくは公式サイトをご覧下さい。

 なお、11月1日(水)には武部聡志さんプロデュースのスタジオジブリ トリビュートアルバム「ジブリをうたう」もビクターエンタテインメントから発売です。

 さて、原稿の締切後だったので急遽一部差し換えで以下、記しますが、去る9月21日(木)15時、スタジオジブリのバーで緊急の記者会見が開かれ、日本テレビによるスタジオジブリの株式取得が発表されました。日本テレビからは役員の派遣も受け、経営をサポートして頂きますが、ジブリがやっている現在の様々な仕事は今までと同様に進めていきます。