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2016年9月10日

「野中くん発 ジブリだより」 9月号

 9月17日(土)、スタジオジブリ最新作「レッドタートル ある島の物語」(監督:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット)がいよいよ公開されます。

 改めて書きますと、発端は今から10年前に、マイケル監督に対し鈴木敏夫プロデューサーが、長編映画を作ってみないかと提案したことでした。マイケル監督はオランダ出身のアニメーション作家で、元々アニメーターなので絵も大変うまい人。すでにその時点で短編の監督作「岸辺のふたり」が米アカデミー賞を受賞するなど、世界的に高く評価されていました。しかし長編映画の監督は経験したことがありませんでした。

 マイケル監督はこの提案に興味を示し、ジブリが製作することを前提に企画が動き始めました。そのときにマイケル監督が出したリクエストが、高畑勲監督にアドバイスをしてもらうことでした。初めての長編映画ということで、やはり短編とは異なる点が色々あります。それゆえの希望でしたが、「岸辺のふたり」を以前から絶賛していた高畑監督はこれを快諾。こうしてマイケル監督がシナリオ執筆に着手し、さらに絵コンテ、ライカリール(絵コンテを撮影し順番につないだ映像)の制作に進みますが、その間、日本側とは密にやり取りを重ねました。ライカリール制作の大詰めでは、来日してジブリの近くに借りた部屋で約1ヶ月滞在、高畑監督や鈴木プロデューサーと直接打ち合わせをしながら作業したこともありました。

 映画の形が見えて来たのと並行して、実際の制作現場はヨーロッパになりそうだということで、ジブリは海外配給の長年のパートナーであるフランスのワイルドバンチ社に本作の製作について相談。結果、両社の合作となり、その後本格的に映像制作がフランスで始まりました。その間もマイケル監督からは、音楽を含め様々な相談があり、ジブリは海の向こうのフランスとやりとりを続けました。こうした経緯により、高畑監督はアーティスティック・プロデューサーとしてクレジットされており、鈴木プロデューサーはもちろん本作でもプロデューサーを担当しています。

 2016年春、本作は遂に完成し、5月の第69回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門特別賞を受賞したことはこの欄でもお伝えした通りです。人と自然、そしていのち、生きること。マイケル監督にしか作れない素晴らしく美しい芸術作品であり、本作はやはりまぎれもなくジブリ作品の1本です。どうぞ宜しく。

2016年9月 6日

スタジオジブリ総選挙の結果、「千と千尋の神隠し」の再上映が決定しました

8月13日から28日に実施したスタジオジブリ総選挙の結果、「千と千尋の神隠し」が最も票を集め、一週間限定の最上映画決定しました。 是非、この機会に大スクリーンで...

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2016年8月29日

<募集>三鷹の森ジブリ美術館は、2017年4月入社の正社員を募集します。

三鷹の森ジブリ美術館からのお知らせです。 三鷹の森ジブリ美術館では、このたび美術館運営業務全般に携わる正社員を募集することになりました。 募集人数は若干名で、入...

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2016年8月26日

すみだ水族館×レッドタートルある島の物語 「ウミガメ展」のお知らせ

9月17日公開の「レッドタートルある島の物語」の公開に合わせて、すみだ水族館にて「ウミガメ展」が開催されます。 本邦初公開となる監督直筆のスケッチを特別公開。 ...

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2016年8月13日

スタジオジブリ総選挙の投票が始まりました(8月28日23:59まで)

「風の谷のナウシカ」(1984)から「思い出のマーニー」(2014)までのスタジオジブリ長編劇場映画全21作品の中から、最も得票数の多かった一位の作品を劇場で上...

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