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“波の表現”の挑戦

 今作で宮崎監督が力を入れたのが“生きもののような”波の表現でした。
 水魚という巨大な魚がひしめき合って押し寄せてくる波のイマジネーション。
 波を巨大な魚と見立てて圧倒的なボリューム感で描かれる荒れ狂う波の表現です。
 それが魚に見えるのは宗介のような子供に限られていて、リサを始めとした大人たちにはただの波にしか見えないというのです。
 まさに、トトロの精神がここにも生きています。
 子供たちの純粋な眼でものの本質を見抜く。
 これは、監督が創作活動において一環して貫いているゆるぎない信念でしょう。

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 宮崎駿は葛飾北斎以来の波の表現を打ち立てたと言えるのかもしれません。