2008年07月

7月1日(火)
あと、公開まで18日!!
劇場でもテレビCMでも、ポニョの予告が流れるようになりました☆☆☆☆
もう、ご覧になったでしょうか??
制作スタッフ側としては、とても反応が気になるところ・・・
何はともあれ、公開日を迎えるまでは、気が抜けません。
きっと今後、いろんな場所で、ますますポニョ情報を目にする機会が多くなることでしょう◎
どうぞ、お見逃し無く!!!!!


7月2日(水)
愛知県の方が訪ねてきて相談を。鈴木プロデューサーと話したところ、あれよあれよと新しいイベントが決まってしまう。というのも、場所がサツキとメイの家のあるモリコロパークだったからだ。そこで、ムービックプロモートサービスの森田さんに急遽来てもらって打ち合わせ。どんどん話が進んでいくのだった。名古屋のみなさん、詳細が決まったらお知らせします。お楽しみに。


7月3日(木)
やっと始まりました!野球部の活動再開です☆
今まで、ポニョの制作期間中だったため、ずっと机にかじりつきだったスタッフたちも、今日は、動きやすい格好になり、顔には笑みが浮かんでいます。
すでに、先日、お昼休みに少しキャッチボールをしただけで、筋肉痛になってしまった部員たち・・・【苦笑】
それでも行きは、ニコニコ顔で出発していきました。けれども帰りは、ぐったりしているように見えたのは気のせいでしょうか??【笑】
皆さん、張り切りすぎて、カラダを壊さないようにしてくださいね♪


7月4日(金)
昨晩、1年分かと思うような雷を目撃しました。【驚】
大きな入道雲の中に、いくつもの雷が発生していました!!!
その雲の大きさはどんどん巨大化され、あっという間に自分たちの頭上にまで移動していました。
初めは、「キャー凄い!!!」と興奮しながら見とれていましたが、あまりにも鳴り止まない雷に、「コワーイ!」「大雨が来るのかなぁ?」など、だんだん心配な声が出始めましたが、誰も、帰ろうとしませんでした【笑】

「雷写真3連発」
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「全く帰ろうともせず、眺め続けるスタッフたち◎」


7月5日(土)
きのうから、夏を思わせる暑さがやってきている。天気図を見ても梅雨前線はすでに北上して消滅しかかっている。これでは、梅雨明けなのではと思っても仕方がないということだ。
そんな7月の最初の土曜日、ジブリの試写室では家族向け試写会が催され、事務系スタッフはほとんど出社して忙しく仕事をしている。いつもより、にぎやかなスタジオなのであった。今日から一般向け試写会が始まったし、来週からは地方キャンペーンも始まる。これからが、追い込みの「崖の上のポニョ」なのである。


7月7日(月)
今日は七夕の日・・・。
しかし、社内は出向中のスタッフも多く、ガランとしているため、去年のように笹の葉が飾ってあることもなく、ちょっと寂しいフロアになっています。
去年の今頃は、沢山の短冊を飾っていたっけなぁ。。と思い出にふけりつつ、とある短冊に「絵コンテがDパートで終わりますように」とあったことを思い出し、笑ってしまいました(笑)結果、Dパートの次は、終章というパートになったので、願いは叶った?!のですけどね(うふふ)

今日は「崖の上のポニョ」の完成披露報告会と完成披露試写会が六本木で催される。いつもだったら、たくさんの声優さんが出演して盛大な記者会見や舞台挨拶が行なわれるのだが、今回はいたって質素に鈴木さんのあいさつのみ。それでもたくさんの記者さんが集まってくれて、本当にありがたかった。夜の舞台挨拶は飛び入りで宮崎監督のあいさつがあり、知らされていなかったお客さんはびっくり。でも、すぐに暖かい拍手につつまれ、お客さんも監督もとても嬉しそうなひと時だった。
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「たったひとりの記者報告会。ちょっと寂しそう!?」
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「ええっ!? まさか宮崎監督登場!?」
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「ふたりでも、ちょっと広い舞台です。」


7月8日(火)
カウントダウン番組のオフラインチェックで赤坂のテレビマンユニオンへ出かける。今日から、宮崎監督や鈴木プロデューサーたちは地方キャンペーンに出かけたのだが、留守番部隊は事前特番のチェックとかイベントの準備とかでとても忙しいのだ。番組自体はとてもおもしろく、思わず、仕事を忘れて笑ってしまう出来だった。ただ惜しむらくは尺が限られてしまうために、もったいないシーンをズバズバ切っていかなければならないこと。でも、こうして、本当におもしろいバラエティ番組って作られているのだなあと、感銘を受けた時間だった。このカウントダウン特番、お薦めです。ポニョの秘密が解き明かされる15分です(月~木,金曜日に総集編がOAされます)。


7月9日(水)
最近、小金井でお気に入りの肉屋さん「とんぺい」に行くと、おばちゃんにギョーザを薦められる。丁度、焼きたてで、とてもおいしそう。1個27円という価格で、こういう売り方を見たのは初めてだったのだが、とりあえず5個ほど買ってジブリに戻る。ところが、そのギョーザ、とてもニンニクが利いていて室内がニンニク臭で一杯になり、「だれか、お昼にギョーザを食べた?」とひと騒動。「今食べてます...」反省することしきり。


7月10日(木)
現在、制作部もローテーションで制作休暇中です。
伊藤さんも、仲澤さんもいないため、サンキチ一人で電話番などなど行っていましたが・・・
突然、見たことあるシルエットが出現!!!
仲澤さんが、ポニョのチケットを購入しに会社に来たついでに、心配??冷やかし??【笑】で、状況を見に来てくれました!!!!
サンキチ:「大丈夫ですよ!何とかやっています!!」
仲澤:「そうですか、じゃぁ、これで・・」とさっぱりとした会話を交わした後・・・・
待ちにまったジム通い??へ向けて去っていきました・・・・。
もう、服装から【ザ☆夏男】って感じでした(笑)

新橋のオムニバスジャパンで「ポニョ」事前特番のMA作業があり出かける。Dはテレマンの八幡さんだったのだが、ナレーションにいろいろと思い入れがあるせいか、尺が入らないシーンが続出...。その場で直しながらおこなったため、予想外に時間がかかってしまう。一時間番組のはずなのに4時間半。でも、より良い番組にするためにはこういう苦労も必要なのです。ナレーションの平野さんにはちょっと申し訳なかったのですが。土曜日にOAされましたが、みなさん見ていただけましたか?


7月11日(金)
打ち合わせで新宿東口に出かけると、どこからかニィニィゼミの声が...。小金井ではまだ聞けない声が、こんな都会で聞けるなんて。空は青空で、大気は蒸し暑く、いよいよ夏本番の感じ。先週から梅雨前線は消滅していて、なんとなく夏を思わせる日が続いていたのだが、何か足りないと思っていたセミの声もついに登場し、これでいよいよ夏なのである。夏は映画の季節です。みなさん、是非、映画館に「ポニョ」を観に来てください。


7月14日(月)
社内保育の建物の庭先には小さな池がある。ふとのぞいてみると、なんともかわいいスイレンの花が。昼間は咲いているのだが、夕方にはきちんと閉じるんですよ。アメンボウも寄ってきて、いつのまにか小さな生態系が形成されている様子。小さな池にも世界があるんだなあ。
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7月15日(火)
久々のウシコです。制作や宣伝のための取材も終わったスタジオの会議室はとっても静か。お昼寝には最適みたいですね。
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制作が終わって、宮崎監督は一日一媒体ペースで取材を受けている。今日は朝日新聞の取材。記者が長年の宮崎監督ファンということで、取材よりも、その後のフリートークが、さらに盛り上がっていた。こんな取材だと助かりますね。
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7月16日(水)
イタリアの男性誌からの依頼で篠山紀信さんが、宮崎監督の写真を撮りに来社。実は、宮崎監督の写真を撮るのは3度目である。ただ、前回から8年も経っているのだが、前回までと違って、今回は“デジキシン”。ついにカメラはデジタルになっていた。でも相変わらず精力的な仕事ぶりの巨匠なのであった。ヤギの人形に囲まれた不思議な写真もあって、掲載が楽しみなのである。
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「巨匠がふたり立って、窓を眺めていると、とても絵になりますね」


7月17日(木)
本日、池袋サンシャインシティで「崖の上のポニョ」展が開幕。藤岡藤巻と大橋のぞみちゃんも出席してオープニングセレモニーが行なわれる。主題歌の生演奏やクラゲの形(?)をしたくす球も登場してとても楽しい感じだった。
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展示は、アレグロ制作の立体造形物やイメージボードの展示など。プロジェクターやセンサーを使ったハイテク展示も登場して、子供たちに大人気だった様子。7月30日までなので、是非、行ってみてください。
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「魚たちが寄ってくるんです」
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「どこかユーモラスな表情の人形たち」


7月18日(金)
この日は、ニュースゼロの収録が行なわれる。セッティングをしていると、突然の大雨。あたりは夕方のように暗くなってしまったのだった。。。。。
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番組の村尾キャスターと宮崎監督のトーク。収録は一時間を越える。終わる頃には、すっかり雨も上がっていた。この対談の様子は、25日と、8月2日の総集編OAで。
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7月19日(土)
ついに「崖の上のポニョ」の初日。その模様を時間経過とともに写真で紹介いたします。

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「スタッフ集合場所の控え室では、関係者がウチコミの数字をチェック。鈴木プロデューサー、どこか眠たそうです」

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「いよいよ挨拶です。スカラ座の通路には宮崎監督と声優さんたちがスタンバイです」

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「ポニョ役の柚莉愛ちゃんといっしょに舞台挨拶する宮崎監督。満員のお客さんにホッとした様子」

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「この横断幕は毛利くんのしわざか?いつも盛り上げてくれて、ありがとう」

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「写真撮影は屋外で行ないました。たくさんのカメラマンたち。通りがかりのお客さんたちも何事かと足を止めているようです」

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「キャスト大集合でしっかり絵作り。宗介役の土居くんとお父さん役の長嶋一茂さんは衣装もおそろいでまるでホンモノの親子みたいです」

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「駅売りのタブロイド誌のトップがポニョだったんです。今日の日本はなんて平和なのでしょう」

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「ホテルペニンシュラでの記者会見の様子。土井くんと楽しそうな監督」

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「ここでも写真撮影。じゃあさっきの屋外撮影は何?などとはいいますまい。何度でも晴れやかなものです」

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「ささやかな打ち上げパーティ。東宝の千田専務の音頭で乾杯します。初日の成功を祝して」

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「今や時の人。ミリオンセラーも夢じゃない歌手、藤巻さんも参加していましたよ」
 
 
7月22日(火)
朝から、金曜ロードショー担当の日テレ編成の藤本さんと明比さんが吾朗さんにお礼のあいさつにやってくるはずだったのだが...、これが時間になっても明比さんだけがなかなか現われない。11時の約束なのに、なぜ?あせる藤本さんは何度も電話をかけて、「おかしいですね」「すみません」を繰り返して恐縮していたのだった。手ぶらで来た藤本さんは、「明比がお土産を持ってくるはずですから」「いえいえお気遣いなく」などと会話をしていたのだが、ようやく現われた明比さんもくまたまた手ぶらで、藤本さんはますます恐縮して小さくなってしまっていた。別にお土産はいりませんよ。だからまた、遊びに来てください。


7月23日(水)
今月も関連事業会議が催され、公開されたばかりのポニョのことを中心に最近の映画業界の話などを鈴木プロデューサーが語る。最近、ヒット作に恵まれない映画業界。景気の冷え込みとか、物価の上昇とか、はたまた天候とか、いろいろな要素が複雑に絡み合って、興行というのは本当にむずかしいものなのだ。ヒット確実といわれた話題作が案外不人気だったり、予想もしなかった作品がヒットをとばしたり、だから、映画の制作は難しく、また夢を見ることも出来るのだが。「ポニョ」はとりあえず好調な滑り出し。これからも、よろしくお願いします。
 
 
7月24日(木)
暑い。やはり夏は。ジブリから駅に向かう道路は日をさえぎるものもなく、本当に夏は辛いのだ。ふと道路わきの畑に目をやるとナスやヘチマが実っていて大変のどかなのだが、これらの野菜は、この暑さが本当にうれしそうで、なんだかうらめしい。
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「ヘチマです。たわわに実る。」

そんなことを考えながら、今日もJRに乗って日本動画協会の理事会に出席するために秋葉原に向かう。駅を出ると、聞き覚えのある音楽とNAが聴こえて、ふとUDXビルを見上げると、電光掲示板に「レイアウト展」のCMが。そう、今週末からいよいよもうひとつのこの夏のイベント、「スタジオジブリ・レイアウト展」が開催されるのである。大きな画面で格好いいCMを見られて、ちょっとトクした気分だった。
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「まだ流れてるのかなあ」


7月25日(金)
その「スタジオジブリ・レイアウト展」の関係者とマスコミ向けの内覧会が東京都現代美術館で催される。氏家議長や柊瑠美ちゃん、鈴木プロデューサー、それにカオナシが出席してのレセプション。不思議な組み合わせが、ジブリっぽい。
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「ちょっと楽しい写真ですね」

1300点あまりの展示されたレイアウトの中には、ご覧のように初公開の「崖の上のポニョ」のレイアウトも。是非、映画をご覧になって、見に来てください。おもしろさが違います。必見です。
080725b.JPG「是非ともごらん下さい!」


7月28日(月)
都内に出かけるために中央線に乗ってふと外を見ると、夕焼けがやけにきれい。夕焼けの赤と空の水色が交じり合って、異様に美しい。今頃、ジブリの社屋では屋上で何人かのスタッフがこの夕焼けを眺めているんだろうなと、思いを馳せるのであった。
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「車窓からでも十分キレイですね」


7月29日(火)
今日はジブリスタッフの為にジブリ美術館を特別開放してくれる、ジブリ美術館スタッフデーの日!約500人のスタッフとその家族が入場し、普段とは違った美術館を堪能する事ができました。
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「普通の営業日よりも入場人数が少ない為、開放的な美術館!」

閉館日という事で、当然美術館スタッフはお休みの筈だったのだが、今回のイベントの為、休日出勤をしてくれいつも通りの接客をしてくれた美術館スタッフの方々、ジブリスタッフ一同感謝の気持ちで一杯です!ありがとうございました!
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「本日、特別にデッキでホットドックを作る吾朗さんの後ろ姿!」

この夏は、天候がなかなか安定しない。太平洋高気圧がしっかりしていないのと、北から寒気が入りやすいせいだと思うのだが。今日も入道雲がもくもくと湧いてきており、どこかで雷雨になるかも、としみじみ思う。(案の定、夕方から都内では豪雨があり、山手線も止まったらしい。)
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「こうしてみると入道雲ってクラゲみたいで美しいのですが...」


7月30日(水)
社内で制作中の某作品の参考用の資料を探す為、ここ最近図書館巡りをしている制作の仲澤!探し始めると意外と見つからないもので参考用に適している本がなかなか見つけられない様子、今日も三鷹の図書館に向かい数冊、本を借りて帰って来ました。
ふと会社の会議室にも本があるなと思い出し、確認してみると、正に探していた本が何冊も置いてあるのに気付く仲澤!
初めから会議室を見ておけば良かったと、自分の借りてきた本より数倍約役に立つ本を目の前にして、嬉しさ反面ショックを受けていた仲澤でありました。


7月31日(木)
今日は制作部の"西やん"こと西原さんの送別会が吉祥寺で行われる。
西原さんは「ポニョ」の作品契約で音響チームの一員として短い期間でありましたが、持ち前の明るさでスタジオを盛り上げてくれました。
最近、赤ちゃんも誕生し、退職後は主婦業に専念するとの事!
またいつでも可愛い赤ちゃんを連れてスタジオに遊びに来て下さい!ジブリ一同お待ちしております!
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「またすぐに会えるよね。きっと。」