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2007年01月

2007年1月5日(金)
 
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「仕事始めの第3スタジオの入口。好天に恵まれ、しめ飾りもあざやか。今年もよろしくお願いします。」
 
今日は、2007年の仕事始め。そして、初日からうれしいことが。宮崎監督の66回目の誕生日の今日、次回作○○○の絵コンテCパートが完成したのである。これまでの作品のことを考えると絵コンテは信じられないほどの順調な仕上がり。ところが、新年早々こんなにめでたいことは無いはずなのに、監督も受け取った制作も何故か少し浮かない顔。それは、そのコンテの内容の凄さにあり。Bパートを受け取った時点でも作画は大変だと思っていたのに、それも上回る作画内容。物語が面白いだけに、本当に主人公の○○○が恨めしくなってくる。こんな主人公でなければこんな内容にならなかったのに・・・、とまで思ってしまうのはちょっと愚痴っぽいか。それにしても作らなければならないのです。今年もがんばりますよ。
 
第3スタジオも今日が仕事はじめ。2階の制作業務のテーブルの上には、正月休みで帰省したり旅行したスタッフが買ってきたお土産が次々と広げられて、ご覧のような百花繚乱状態。過食気味の正月休みを過ごし健康診断の日も刻々と近づいてきているのに、この更なるお菓子の山をどうにかして欲しい、という嬉しい悲鳴が上がるのだった。
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「各地の名産品がいっぱい」
 
 
1月6日(土)
またもや雨模様のこの日、会社の前でジブリのスタッフと近所の人が自転車同士で接触事故を起こしてしまう。お互いに傘をさしながらの運転での事故。幸い大事には至らなかったから良かったものの、打ち所や時と場所によっては大怪我に至ることも十分ありえるのだから、不幸中の幸いか。最近では自転車での事故が本当に増えていると思う。スピードの出しすぎや、雨降りでの傘さし走行、携帯で話しながらの走行がその原因だという。近年、アニメーション業界だけでなく、一般にも健康ブームで自転車人口も増えてきているが、本当に皆さん、気をつけましょう。
 
 
1月9日(火)
先週、自転車事故で軽傷を負ってしまった○藤さんを病院に連れて行く。怪我の経過を見るだけだったのだが、特に問題もなく、完治に向かっている様子。今週末には抜糸が出来るということで回復も早そう。本当に大怪我でなくて良かったとホッとする。
 
 
1月10日(水)
次回作○○○の動画がいよいよ動き始める。作監上がりのカット数は現状少ないものの、1カットの枚数がかなり膨らんでいるために、早めに始動させていかないと間に合わない。今回は、原画はもとより動画にも時間がかかるカットが増えそう、と言うことは、それ以降の作業も同じく時間がかかるということ。制作スタッフもそのことを日々、肝に銘じながらがんばらねば。
 
 
1月11日(木)
絵コンテCパートのライカリールを作るための素材つくりを、制作新人の三吉に教えるために伊藤くんがつきっきりで指導。絵コンテの素材を使いながら少し難しいカメラワークをつけるための作業なのだが、やり始めるとなかなか時間のかかる作業で、二人ともかなり遅くまでがんばっていた。
 
 
1月12日(金)
餅つき大会を翌日に控え、制作で準備を進める。まずは買出しなのだが、トッピングにする“きな粉”や“あんこ”などとともに、前回好評だった“納豆”を買おうと思ったのだが、某テレビ番組でダイエット食として紹介されたために、近くの店では品切れになっていて買うことが出来ない!そこで、制作伊藤くんの指示の下、慎太郎、三吉の若手スタッフが手分けして、各地に納豆を15パックを買いに行くことに。結果、無事購入できたのは良かったのだが、15パックの解釈を間違えて3パック入りのセットを15セット、ということは45パックも揃ってしまう。これを見た伊藤くんは、「これじゃ番組に踊らされたみたいじゃないか」と呆れてつぶやく。近隣の方々には本当にご迷惑をおかけしました。決して買い占めるつもりではなかったのであしからず・・・。その後、米を洗い水に浸したり、臼に水を張ったりと、結構準備にも時間がかかるもの、餅つきも。
 
この日、鈴木さんのもとに、小さくておもちゃだけれど、本物の映写機が届く。鈴木さんが、子どものころに欲しかったもので、長年探していたシロモノ(こういうのを探してきてくれるのは、いつもゲーム関係の仕事をしている釘宮さん)。さっそく上映してみるのだが、宮崎監督も居合わせて、いっしょに鑑賞。映し出された40年前のアニメーションフィルムに、「これは誰かがバイトでやったに違いない」とうなずきながら、「殺人光線という言葉がいいだろ」と内容にもしきりに興味を示す監督だった。
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「さっそくセッティングする釘宮さんと、興味津々で覗き込むナヨ」
 
 
1月13日(土)
昨年から、年に一度の恒例行事となった感のある、餅つき大会が決行される。今や餅つきのオーソリティであるポスプロの古城くんの指示のもと、映像部の奥井さんにも手伝ってもらい、今年もおいしい餅をつくことが出来る。餅をついた後は、きな粉、あんこ、磯辺焼き、大根おろし、納豆などそれぞれ好きなものをつけて食べたのだが、最後は蒸かしたもち米をつかずに、そのまま塩むすびにして食べるスタッフも。餅もおいしいけれど、このもち米のおにぎりも絶品です。ぜひ、皆さんも試してみてください(といってもなかなか機会がないでしょうか...)。
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「餅つきのしきりはまかせろ byポスプロ古城くん」
 
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「トッピングに不備はないか by制作伊藤くん」
 
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「余った納豆は僕が食べます by納豆大好き渡辺」
 
 
1月15日(月)
スタジオジブリとジブリ美術館関係のHPの制作は、有限会社ラファの代表、宇部市在住の高井さんにお願いしている。ジブリ美術館ライブラリーのHP立ち上げを前日に控えて、年明けからは高井さんに不眠不休で頑張ってもらっているのだが、夜になっても未だ完成を見ない。ドキドキするのだが、全ては高井さんにかかっているので、結局は帰宅して完成の知らせを待つことに。本当は、駆けつけて手伝ったり、励ましたりしたいのだが、東京から1000キロも離れているので、それもかなわず。あとは高井さんを信じるのみの夜だった。
 
 
1月16日(火)
毎年恒例の健康診断が行なわれる。病院から検診車を呼んでレントゲンや心電図まで採るかなり本格的なものだ。この健康診断の日が近くなると今更体重のことが気になり急遽ダイエットを始めたりする人がいて、どうも、健康診断のことを体重測定の日と勘違いしている人も多いと思う。今年の検診に備えて無理矢理ダイエットすると、来年はそれ以上のダイエットをしなくてはならなくなり、どんどん辛くなってくると思うのだが...。確かに太りすぎは良くないですが健康とはそれだけの判断ではないので、検診結果をきちんと認識して改善するべきところはしていくように心がけたい。何事も健康あっての幸せですよ、皆さん。
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「レントゲン車他が玄関に横付け。毎年の風物詩です」
 
 
1月17日(水)
さて昨日行われた健康診断で、今更ながら制作の伊藤くんの身長が伸びていることが発覚!どうやら20歳を過ぎてからも毎年少しづつ伸びている様子。でも、もう25歳になっているに身長が伸びることってあるのかなあ?整体で骨をまっすぐにすると、身長も伸びるらしいので、ないとは言い切れないのだが・・・真実は?
 
 
1月18日(木)
制作進行の三吉、中澤の二人が絵を画くことに目覚めたらしく、夜な夜な絵を画いては社内スタッフの評価を聞いている様子。もちろん、どうみても原画、動画には使えない出来なのだが、興味を持って挑戦してみることは良いこと。制作とはいえ、絵は実際に描かなくても絵心は身につけるべきだし、絵を見る力は仕事上で必要になったりもする。二人とも、がんばって少しでも絵を学んで欲しい。それにしても、そんな絵を見せられて評価を求められるアニメーターも大変だろうが、少しでも気分転換になるのなら、彼らのつたない絵にも付き合って下さいね。
 
 
1月19日(金)
最近すっかり自由奔放に社内を闊歩するようになったウシ子。今日はポスプロのところに来て稲城氏の席をすっかり占領していた。席の近くにストーブがあるから暖かいのだろう。気持ちよく寝ている姿を見ているとなかなか退かしようがなく、暫く、席に戻れなくて放浪せざるを得ない班長の稲城氏であった。
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「1スタ2階の入口でポスプロのストーブを狙って思案中のウシコ(ボケた写真でスミマセン)」
 
この日の夕方、日本動画協会の賀詞交換会に出かける。手塚プロや小プロ、東映アニメーションの人たち、アニメセンターや動画協会の人たちなどに挨拶すると、ジブリも業界の一員なんだなと改めて思う。アニメフェア事務局に勤める紅一点の元女優さんも来ていて、話せてちょっぴり嬉しかった広報部の西岡氏。場所は東京秋葉原のUDXビル内のレストランで、例年より食べ物が美味しいと好評だったことも特筆事項。
 
 
1月20日(土)
朝からあまりに寒いと思ったら、昼過ぎにはチラチラと初雪が。この辺りは、都心より確実に寒いのはわかっていたのだが、商品部の安田さんいわく、小金井は近くの三鷹よりも3度くらい気温が低いらしい。毎年、「大雪で電車が止まるから早く帰れ」ということに一回くらいはなるのだが、そんな日でもニュースで新宿辺りが映されると雨だったりする。今日も、雪が降ったのは、この辺りだけだった可能性も。
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「寒々とした初雪が舞う頃のスタジオからの風景。残念ながら雪まではレンズに捕らえきれず。ちなみに白い建物はガイナックスさんです」

食通で名を馳せている管理部の一村さんが、狭山にある博多うどんの店に出かけてきたそう。うどんはとてもおいしかったとのことだ。しかし、その食に対する欲求にはかないません。1杯500円しないのうどんを食べるために往復2時間もかけていくのだから・・・。
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「狭山にあるお店の外観(ウエスト狭山富士見店)」
 
前述の日誌の補足を。うどんに連れて行ったのは、実は広報部の西岡氏と田村さん。博多をこよなく愛する西岡氏は、最近の讃岐うどん至上主義に異議を唱えて博多うどんを少しでも認知してもらおうと布教活動に努めているらしい。博多うどんは、腰がなくて、ふんわりもちもちしていて、とにかく上手いのだとか。関東でも博多と同じ味と同じ価格でうどんを提供しているチェーン店を埼玉に発見してからは、たびたび出かけているとのこと。今度は、福岡出身の制作の新人、三吉ちゃんを連れて行こうと計画中との噂。
 
 
1月22日(月)
次回作○○○の美術監督の○田さんと、毎週月曜恒例の現状整理の為の打ち合わせを行なう。現在、○田さんは、背景上がりのチェック・未打ち合わせシーンの背景ボード作成・各美術さんとの美術打ち合わせ・主要カットの背景作業という4つの作業を並行してこなしている。そのため、各部の状況を伝えながらどの作業をどれ位進めるべきなのかを整理し優先順位を決め、週内の目標を作って作業を進めなければならない。この打ち合わせの最後の締めはいつも同じで、「今週も頑張りましょう!」とお互いにエールを送りあって机に戻っていくのだが、毎回、戻っていく○田さんの後姿を見ながら心の中で、「お願いします」と手を合わせる制作の面々なのである。
 
 
1月23日(火)
年明けから社内の動画も次回作○○○に入っているが、そろそろ上がりが出始めそう。今回、動画セクションの制作を担当するのは、新人の仲澤・三吉の二人。過去のデータを見たり、表を作ったりと色々試行錯誤している。経験の浅い二人には、分からない事が沢山あるだろうが、やりとりを通して色々な事を吸収して、大きく育って欲しいと思う。
 
午後、スイス国営テレビの取材が来て、会議室で高畑監督のインタビューを撮影する。本国で4月に放映される、“ハイジ”が日本でどのように見られているかのドキュメンタリーだそうだ。高畑さんは、これまでにも、シュピリ没後100年を記念して催されたハイジサミットに招待されたり、スイスから新聞取材が来たり、金時山に住む日本のハイジと呼ばれているおばあさんのことについて取材を受けたり、とにかくハイジについての依頼が絶えない。そんな取材を快く受ける高畑監督も、ハイジのことだとちょっと嬉しそうなのだ。高畑さんの作品に対する愛情を感じる瞬間である。
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「高畑監督取材中」
 
 
1月24日(水)
今年初めての関連事業報告会議が催される。各部署から一ヶ月と現状の報告を社長である鈴木さんに対して行なう会議だ。今月から美術館からの出席者が3人増えたため総勢21人の報告会となり、会議室も満杯状態。さらに、春からの新事業の立ち上げも控えており、ますます大会議になることも決定している。ただ安心して良いと思うのは、そのうち鈴木さんの方針変換があって、急に出席者が半減される日がくるだろうなあと予想されること。会議のブラックマンデーは遠くない。
 
ようやく、昨年末の忘年会幹事の打ち上げが決行される。一番頑張っていた出版部の伊平嬢の「お疲れさまです。お忙しいとは存じますが、やっぱり打ち上げをしておかないと今年も(!?)頑張れないと思い・・・。」という涙の訴えに応えた待望の宴である。食事はイタリアンだったのだが、この日はなんだか尋常じゃないスピードで次々と出てくる皿を平らげてしまう。腹が減っていたせいもあるのだが、いくらなんでもこのペースはおかしい。思うに、店内に流されているBGMがイタメシには似合わないアップテンポで、どうもこのテンポに乗せられるまま食べてしまったようなのだ。その証拠に呑気な曲調に替わった途端、今度はデザートが猛烈に欲しくなる。パブロフの犬なのか、なんだかマインドコントロールされている気分の夜だった。でも、とても美味しくて財布にも優しかったのでOKなんだけど。
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「お次はピザでござい。フォークが勢い良く皿に向かう」
 
 
1月25日(木)
本日未明、初代アニメージュ編集長尾形英夫氏が亡くなられました。享年73歳でした。
尾形さんの訃報を受けて、鈴木さんはすぐさま御遺族や葬儀関係者との打ち合わせに。ジブリに戻って夕方からは、通夜と葬儀のスタッフィングを含めた打ち合わせが行なわれる。尾形さんは、鈴木さんの直接の上司というだけでなく、人生においても師匠ともいえる人でした。ご冥福をお祈り申し上げます。
 
 
1月26日(金)
1スタ2階の話。仕事中突然、バサッという音とともに上着を掛ける衣装ラックが落ちる。それを見た制作とポスプロの面々は、誰もが「幽霊の仕業に違いない」と決め込んでいたという。というのは、最近ジブリ1スタでは、扉が独りでに開いたとか、日曜に一人で仕事をしていると物音がするだとか奇妙な出来事が頻繁に報告されていたからだ。ジブリには「火垂るの墓」の制作時に頻繁に幽霊が出たという逸話が残っているので、なんだかマジで怖い。ただ、幽霊がどうしたよりも日曜に一人で仕事をしているという事も、悲しい気がするのだが・・・。
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「またも幽霊のしわざか!?パイプが抜けて落ちた衣装ラック」
 
 
1月27日(土)
実はこの週末は、ジブリ社内のスキー部の合宿でした。ただ、前日に尾形さんが亡くなったために、急遽、行ける人間だけの有志ツアーに変更という緊急事態に。福島県の羽鳥湖というところに行ったのですが、午前中は快晴だったのに、御通夜がある夕方にはご覧のような大雪状態。これも、尾形さんの涙雪だったのかもしれません。
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「冷たい雪が頬を叩き、目にしみる」
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「夜中には満天の星空に真冬の半月が冴え冴えと光を放っていた」
 
 
1月28日(日)
朝から亡くなられた尾形英夫さんの告別式が執り行われました。この方は、高畑さん、宮崎さん、鈴木さんだけでなく、スタジオジブリにとっても恩人ともいえる人。告別式では弔辞を宮崎監督自らが読み上げ、しめやかに見送ることが出来ました。改めて、尾形さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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「在りし日の尾形さんと寄せるメッセージ」
 
 
1月29日(月)
~長閑な話題1~
1スタの玄関を出ると、ギャーギャーという声がする。ふと見上げると、一匹のヒヨドリが脇の木に止まっていて、向かいに止まっているカラスをしきりに牽制しているのだった。こんな近くで鳥を見たのは久しぶり。のどかな、小金井の午後だった。
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「ひよどりです。カラスを意識しています。」
 
~長閑な話題2~
“シャチの日常”
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「何か食べ物はないかニャー」
 
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「ちょっとお邪魔します...」
 
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「ニャッ、獲物ハケーン!」
 
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「おいおい、それはゴミだから」
 
 
1月30日(火)
次回作○○○のキャストのオーディションが行われる。子役のオーディションということで、もちろん全員子供なのだが、総勢160名近くが参加したそう。これだけ集まると色々な子供たちがいるようで、マイクに向かってもなかなかしゃべらない子や自己紹介に物まねを繰り返す子などがいたりして、オーディションを進行させるだけでも大変な作業だとか。さらには、この中から役に適したキラリと光る子供を見つけ出さなくてはならないのだ。今回、子供がキーなので、この苦労はしばらく続きそう。
 
この日、ジブリ美術館の次回の企画展の展示物のチェックが宮崎監督のアトリエで行なわれる。発案は宮崎監督なのだが、この展示に深くかかわる高畑監督も同席して、貴重なツーショットが実現する。40年の付き合いになるふたりとはいえ、最近は仕事を一緒にすることも少ないので、同席するのは美術館の理事会とか社員旅行しかなく結構貴重。そういうわけで、とりあえず写真を一枚。(美術館の新展示は5月のメンテナンス休館明けから公開の予定です)
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「大きなスプーンの秘密は、5月に明らかに」
 
 
1月31日(水)
今日は本当に暖かい日。東京では最高気温が17度になるという予報で、まだ寒の内だというのに、春本番のような天気だった。富山から打ち合わせのために上京してきた北日本放送の方もあまりの暖かさにびっくりしていた様子。その富山も暖冬のあおりを受けて雪不足で、来月から第56回全国高校総体スキー大会が行われるというのに、その雪不足のためにスノーマシーンをフル稼働させたり、雪を運んだりして競技ゲレンデを整えているとのこと。無事、開催されると良いですね。(そんなポカポカ陽気が続くジブリでは、密かに、先週スキーに行けなかった鈴木プロデューサーを中心にスキーのリターンマッチを企画中。はたして来週末、雪は残っているのだろうか?)
 
ぴあ社から出ている月刊「インビテーション」という雑誌に、鈴木プロデューサーが連載を持っている。毎回、身近な映画関係の人が本人の意思とは無関係に登場している業界でも注目のあのページだ。題して「としお写真日誌」。現在店頭に並んでいる2月号で、すでに15回を数える長期連載である。その編集担当は、映画業界でも名物人間の“浅岡さん”。浅岡さんはとにかく面白い人で、口から生まれたのではないかと思えるほど次から次へと言葉が飛び出して、決して人を飽きさせない人なのだ。お世辞なのかヨイショなのか本心なのか良くわからない相槌を打ちながら人を煙に巻くトークで、取材中は笑いが途切れることがない。そんな浅岡さんを鈴木さんも結構気に入っているよう。来週末のスキーにもまたまた参加するという編集者魂は大したものだし。
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「ジェリー(ゴールドスミス)命。これでも映画音楽にはうるさいです。」
 
 
というわけで、2007年1月はおしまいです。