「ジブリだより」2026年5月号

 例年、気象に詳しいスタッフが予想した桜の満開日に用意される、ジブリ恒例のお花見弁当。今年は新入社員の入社日に合わせて、スタジオも三鷹の森ジブリ美術館も、4月1日(水)に支給されました。当日は桜を楽しめる時期でしたが、昼頃から雨が降り始め、桜の木の下でお弁当を広げるという花見イベントはかないませんでした。それでも、大きなモニターに美しい桜の映像を映しながら食事を楽しむグループや、飲み物を買いに行くついでに少し遠回りして桜の咲く公園を散策するグループなど、それぞれが思い思いのかたちで春を味わっていました。新入社員は、緊張しながらも嬉しそうにお弁当を残さず食べようとしている姿が印象的でした。

 今年の新入社員は、美術館を中心に15名。入社日からしばらくは社内各部署による研修が行われました。ジブリらしいのは、アニメーション制作や美術館の展示制作の現場に直接触れられる点でしょうか。プロフェッショナルな仕事ぶりに圧倒されたようですが、これから仕事でアニメーションづくりや美術館の展示について尋ねられたとき、自分の言葉で答える良い助けになるのではと考えます。

 一方ジブリパークでは、3月14日(土)の「魔女の谷 マーチングバンド演奏」から始まった「春のどんどこ祭り」が、4月19日(日)の「風の音楽祭」で幕を閉じました。今年は「手ぬぐい絞り染め体験」など新たに3つのイベントが加わり、計7つの催しが行われる盛りだくさんの内容でした。絞り染め体験では、愛知の伝統工芸である有松・鳴海絞の技法を用い、雪花絞りという模様の手ぬぐいを制作したそうです。白地の手ぬぐいを三角に折って固定し、染料に浸して模様をつけるのですが、広げるまでどんな柄になるかわからないとのこと。染めた手ぬぐいを干している間に柄の色が変わっていく様子を見た参加者からは「まるで魔法みたい」という声が上がったそうです。

 さらに、ジブリパークのある愛知に、TOHOシネマズ 名古屋栄が6月11日(木)に開業するのを記念して、この地ならではのスタジオジブリ作品とのコラボレーションが実施されます。ジブリのキャラクターが描かれたポスターや映像は全国のTOHOシネマズ劇場ですでに展開されていますが、当該劇場のロビーの壁にはジブリ作品をあしらった装飾が施され、大きなトトロがお客さまをお出迎えする予定です。またオープニングイベントも計画されています。お近くの方はぜひ足を運んでみてください。