「ジブリだより」2026年3月号

 2月7日(土)は全国的に天気が崩れ、東京・三鷹でも午前中から雪が降り始めました。一度やんだものの積雪が見込まれたため、ジブリ美術館では外エリアやカフェのスタッフを中心に勤務時間を調整し、その日のうちに準備を開始。翌8日(日)の朝7時過ぎにはスタッフが集まり、7センチほど積もった雪の雪かきをスタートしました。雪対応が初めてのスタッフもいるなかベテラン勢が中心となって作業は順調に進み、開館前にはお客さまが通る場所の作業を一通り終えました。お客さまをお迎えする際には、「雪かきお疲れさま」といった嬉しい声をかけていただく場面もありました。足元が滑りやすかったため、屋上庭園や階段やデッキなど一部エリアはクローズとなりましたが、美術館公式Xにポストした、雪のなかに佇むロボット兵とトトロのニセ受付の写真には、今年に入って一番多くの反応が寄せられました。この日はケガやトラブルなく終えることができ、スタッフ一同一安心。ただ、出社前に子どもと雪遊びをしてきたスタッフは疲れが出たようで、その夜はぐっすりだったそうです。

 ところでジブリパークでは、魔女の谷の「ハウルの城」「魔女の家」「オキノ邸」の三つの建物のパンフレットが、2月から毎月順次刊行されています。パンフレットのための撮りおろしの写真に加え、作家・三浦しをんさんがそれぞれの建物にまつわる物語を綴っています。さらに、「ハウルの城」には木村拓哉さん、「魔女の家」にはあいみょんさん、「オキノ邸」には高山みなみさんが寄稿しており、スタジオジブリ作品にゆかりのある人々が建物について語ってくださっている内容もまた興味深いところです。パンフレットはジブリパーク内のショップでのみ販売。訪れた際に手に取っていただければ嬉しく思います。
 
 最後になりましたが、海外での展覧会についてご紹介します。2月7日(土)にフランスで閉幕した「高畑勲 今日のアニメーションのパイオニア│戦後からスタジオジブリまで」展はチケットの連日完売が続き、パリ日本文化会館の記録を更新する嬉しい結果となりました。この展示は4月から「アルプスの少女ハイジ」の故郷であるスイスへと巡回します。さらに今年の夏には、韓国で「スタジオジブリ展inチェジュ」が開催されることも発表されました。ジブリ作品の名シーンを表現した立体造型物を中心に、作品の世界が体験できる大規模な展覧会となる予定です。詳細は今後の発表をお待ちください。