「ジブリだより」2026年2月号

 三鷹の森ジブリ美術館のカフェ「麦わらぼうし」のデッキに立っている大きな赤松。昨年夏ごろから害虫の影響で元気がなくなり、美術館スタッフは手入れを担当する業者の方々と対策を続けてきましたが、枯れ枝の落下や倒木の危険があることから、三鷹市をはじめとする関係各所と協議を重ね、その大きな枝と幹の一部を伐採しました。2001年の開館前からこの場所にあった赤松は、長くカフェの象徴のような存在で別れを惜しむスタッフも多く、伐採前には宮﨑駿監督や吾朗監督の発案でお神酒をお供えして感謝を伝えました。カフェデッキの景色は少し変わりましたが、これからもゆったりと過ごしていただける場所であることに変わりはありません。またお立ち寄りいただければ幸いです。
 
 話題は変わりますが、日本テレビのグループ会社で、映像や音楽事業を手がけるVAPが、1月24日(土)に創立45周年を迎えました。これを記念して、新しいムービングロゴが公開されています。アニメーションを制作したのは、数々のスタジオジブリ作品で活躍する山下明彦さん。かわいらしい車が元気に走り、荷台の荷物がふわっと跳ねると「VAP」の新しいロゴが現れるという、楽しい演出になっています。まるでこの映像のあとに映画が始まるようなワクワク感が味わえるアニメーションです。新しいムービングロゴは、VAPの公式サイトやSNSで見ることができます。ぜひチェックしてみてください。
 
 ジブリ関連イベントについてもご紹介します。アメリカ・ロサンゼルスのアカデミー映画博物館では、2月14日(土)から「スタジオジブリのポニョ」展が開催されます。会場では、スタジオジブリで実際に使用されていた作画机が展示されるほか、映画『崖の上のポニョ』で用いられた手描きアニメーション技法を、スタジオジブリが同館に寄贈したラフ原画やアートボードなどを用いて紹介します。また来館した子どもたちが楽しめるよう、作品の世界に入り込める立体展示や、簡単なアニメーションを作るアクティビティも用意されています。機会がある方は是非訪れてみてはいかがでしょうか。そして国内では、1月17日(土)から大分県立美術館にて「金曜ロードショーとジブリ展」が始まっています。お近くにお住まいの方はぜひどうぞ。チケットは予約制ですので、事前に公式サイトをご確認ください。