「ジブリだより」2026年1月号

 新年あけましておめでとうございます。皆さま、本年もよろしくお願い申し上げます。スタジオジブリのホームページには、今年も宮﨑駿監督による干支を題材にした年賀状が掲載されています。宮﨑監督が真面目に描いた〝午〞の絵を、絵馬に仕立てたデザインです。「み」の字はもちろん監督の直筆サイン。皆さまがこの1年を健やかに過ごされますように。

 さて、世界の優れたアニメーションをジブリ美術館がセレクトし紹介してきた「三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー」活動が、1月で20年目を迎えます。そして1月16日(金)から2週間限定で、ライブラリー作品の中から4プログラムを上映する「20周年記念映画祭」の開催が決定しました。上映するのは、フライシャー兄弟による『バッタ君 町に行く』(1941/アメリカ)、高畑勲監督が敬愛するフレデリック・バックの『木を植えた男』(1987/カナダ)をはじめとする代表作4作、ミッシェル・オスロ初の長編監督作品『キリクと魔女』(1998/フランス)、高畑監督を尊敬するプロデューサーが日本語字幕を入れてジブリに持ち込んだ『しわ』(2011/スペイン)と、古今東西の多彩な作品です。さらに『しわ』以外の3プログラムは、貴重な35㎜フィルムで上映します。劇場は、一昨年スタジオジブリ作品『海がきこえる』(1993)の再上映を通じておつきあいのはじまったBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下さん。社内には、90年代のミニシアターブームを牽引してきたBunka muraル・シネマ時代から、渋谷東映プラザに移転した今も通い続けているスタッフもおり、映画ファンから信頼の厚い映画館です。今どきの人気アニメーションとは少し異なる映画体験をお楽しみいただければ嬉しいです。

 いっぽうジブリパークでは、先月17日(水)からジブリの大倉庫の「ジブリのなりきり名場面展」がリニューアルしました。来場者がジブリ作品の登場人物となり、作品の名場面に入り込める人気展示です。新しく加わったのは『On Your Mark』(1995)、『ホーホケキョ となりの山田くん』(1999)、『ギブリーズ episode2』(2002)、『君たちはどう生きるか』(2023)の4作品。全14コーナーのうち7コーナーが入れ替わりました。隠れファンの多い『On Your Mark』の展示に期待している方も多いのではないでしょうか。なお、ジブリパークのチケットは予約制です。

 最後に、映画のまち調布シネマフェスティバル情報を。今年は2月21日(土)から3月1日(日)まで『となりのトトロ』(1988)を上映します。チケットなどの詳細は映画祭のホームページをご確認ください。