「ジブリだより」2025年10月号

 11月1日に開園から満3年を迎えるジブリパークでは、今年も10月末から11月にかけて「秋のどんどこ祭り」を開催します。昨年も好評だったジブリの大倉庫からラジオ放送を行う「ZIP-FM GHIBLI DAY with ジブリパーク」(10月31日)や、スタジオジブリ作品の野外上映会等を実施。初開催となる企画は「タイルでオリジナル宝箱作り」(11月15日・16日)や、「バイオリン製作体験&オリジナルキーホルダー作り」「クリスマスリース作り」(11月22日・23日)など、パークにちなんだ工作系のイベントが充実しています。この号が出るころには申込期間が終了しているイベントもありますので、詳細はジブリパークの公式サイトをご確認ください。これからもジブリパークをよろしくお願いいたします。

 一方、ジブリパークのある愛・地球博記念公園の北口広場のロタンダ 風ヶ丘(カフェテリア)は、現在改装のため一時休業中ですが、11月1日(土)より「紅の豚」に登場したポルコの愛機「サボイアS-21」が展示される予定です。この飛行艇は、機体のほとんどが木で作られたアート作品で、実物を前にすると、その大きさや形の美しさに思わず見とれてしまいます。9月まで「ジブリの立体造型物展」で展示されていたもので、改めて間近でご覧いただきたいです。

 10月17日(金)からは、多摩モノレールにて高畑勲監督作品「平成狸合戦ぽんぽこ」(1994)のラッピング車両が運行されます。こちらは、多摩丘陵を舞台にした本作が、東京都の多摩地域の魅力を発信する取り組みとコラボした企画です。ラッピング車両には秋の気配を感じさせる絵柄が選ばれており、列車の運行期間にあわせて12月21日(日)までスタンプラリーも開催されます。対象となる駅のスタンプを集めた方には、オリジナルコラボカードをプレゼント。昭和に流行した〝角度を変えると絵柄が変わる〞しかけのあるカードで、懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか。ちなみに試作品は、社内の60代の方々に好評でした。〝ぽんぽこ車両〞と一緒にスタンプラリーも楽しんでいただけたら嬉しいです。

 最後に展覧会と映画上映のお知らせです。「金曜ロードショーとジブリ展」が、10月11日(土)より静岡県立美術館にて始まります。土日祝および12月23日(火)以降の入場は日時指定の予約制となりますので、詳細は公式サイトをご確認ください。また10月24日(金)より「もののけ姫」4KデジタルリマスターのIMAX期間限定上映が始まります。どうぞ、お楽しみに。