「野中くん発 ジブリだより」2023年8月号

 スタジオジブリ最新作・宮﨑駿監督作品「君たちはどう生きるか」が7月14日(金)に封切られましたが、お陰様で沢山の方がご覧下さり、本当に有難いことです。感謝申し上げます。今回は、宣伝や情報発信をほぼしないという異例の方針で公開日を迎えました。世に出たビジュアルはポスターの絵柄1点のみ。場面写真も予告編も一切公開せず、さらにストーリーはもちろんのこと、声の出演者も完全に伏せたままでした。試写会も、スタッフ向けの試写は完成後に最低限行ったものの、一般向けの試写会やマスコミ向け試写は行われませんでした。劇場用パンフレットもすぐには発売せず、8月11日(金・祝)からの発売になります。各種関連書籍の発売も秋以降になりそうで、公開後もしばらくは、映画本編と純粋に向き合って鑑賞出来る環境が継続しています。

 公開後に明らかになったのが、米津玄師さんによる主題歌「地球儀」。この映画のために米津さんが書き下ろしてくれた名曲ですが、公開後大きな話題となり、現在は配信とCD(ソニーミュージック)で発売中です。そして背景音楽は言うまでもなく久石譲さん。宮﨑駿監督とのコンビネーションは11作目になりますが、新たな取り組みにもチャレンジし、さらに映画を輝かせてくれています。サントラCDも徳間ジャパンコミュニケーションズから発売になりました。

「君たちはどう生きるか」は、Dolby CinemaとIMAXでの上映も一部の劇場で行われました。前者は「アーヤと魔女」がジブリ作品では初でしたが、後者は本作が初めて。可能ならば、これらのフォーマットでの上映も体験してみてはいかがでしょうか。なお、海外での公開も秋以降には始まる予定ですが、英語タイトル「The Boy and the Heron」が、北米での配給会社GKIDSから先月発表されました。

 皆様、「君たちはどう生きるか」は全国の映画館で上映中です。どうぞ宜しく。

 さて、夏真っ盛りということで、映画だけでなく、以下の展覧会が現在開催中です。「金曜ロードショーとジブリ展」(東京・天王洲 寺田倉庫B&C HALL/E HALL)、「ジブリパークとジブリ展」(山口県立美術館)、「鈴木敏夫とジブリ展」(福岡市博物館)、「高畑勲展」(三重県総合博物館)、そして「アニメージュとジブリ展」(鹿児島県歴史・美術センター黎明館)。予約制の会場もあるので各公式サイトをぜひご覧下さい。