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「ゲド戦記」制作日誌

2006年1月11日

言葉のチカラ

 今回は、昨日のジブリの様子を。

 公開年を迎え、「ゲド戦記」は、音響制作もスタートしています。

 アニメーションの制作現場は、とかく映像の方がクローズアップされがちですが、音がとても大事な要素。何しろ、実際に撮影現場でマイクを立てて音や声を録音することの出来る実写映画と違い、何もない状態から、音を作らなければならないのです。

 ジブリの第2スタジオには、コントロールルームという、音響制作のために使う部屋があります。
 昨日は終日、監督以下、音響制作スタッフがこもって、とある作業を行っていました。
 以前お伝えした、「重要な作業」の続き。
 あと、1~2ヶ月もすれば、お伝えできると思います。


 夕方からは、音楽を担当される寺嶋民哉さんが来社。
 監督と、音響監督の若林さんが、音楽のイメージを伝えます。

 このとき、何より大事なのは、言葉です。
 何もないところから、絵と音を生み出さなければならないアニメーションの現場では、自分の持っているイメージを、如何に明快な言葉にできるかが、とても大事なことなのです。


 映像制作の方でも、次々と作業が進んでいます。
 年明けから、外注原画のスタッフが二人、社内に入って原画作業を初めてくださっています。
 背景美術は、昨日、海外でも有名な某大作の美術監督を担当された方が、武重さんと打ち合わせ。年末から年明けにかけて、美術監督の武重さんと美術スタッフが作ったボード(本番背景のもととなるイメージ画)をもとに、打ち合わせが行われました。

 もはやまったなし、の「ゲド戦記」制作現場。

 制作部では、スタッフの疲れがたまらないよう、週末に、とある企画を進行中です。

 その模様は、週末にお伝えしようと思います。