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2006年2月21日

第三十八回 予告篇の正体

さて、前にも書きましたが、2月25日(土)から、
全国の劇場で『ゲド戦記』の予告篇がかかり始めます。

通常、映画の予告篇は1分前後なのに対して、
これは約3分という“大作”になりました。
この長さになったのは、
挿入歌「テルーの唄」を
じっくりと聞いてもらいたいがためです。

そして、この予告篇の絵柄を観た人は、
その歌に心を動かされると同時に、
おそらく、こう思うのではないでしょうか。
「いつものジブリの絵だ」「まるで宮崎アニメだ」と。

ここ1カ月ほどは、私の仕事の内容を交えながら、
日々の出来事を書いてきました。
明日からしばらくは、この日誌の最初に書いたように、
「なぜ、私が監督を務めるにいたったのか」
さらにいえば、アニメーションの監督を務めるにあたって、
「父・宮崎駿との関係をどのように考えていたのか」
を、あらためて明らかにしいきたいと思います。