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2006年6月22日

第百七回 寂しさの原因

昨日、呆然と家に帰って、
今日はゆっくり寝ようと思っていたのですが、
いつもどおりに朝早く目が覚めてしまいました。

もう少し寝ようと目を閉じても、
なぜだかゲドの音楽、それも昨日最後に見た、
R-6のクライマックスのあたりの曲が
ずっと頭の中で鳴っていて
それ以上眠ることができませんでした。

今はもう、
「ゲド戦記」に関して僕がやるべき作業は
何も残っていないのです。
そのことが、
この微妙に寂しいような気持ちの原因でしょうか。
なのにまだ、
「ゲド戦記」は僕の中で終わっていないということでしょうか。
こんな状態から抜け出すには、
少し時間が掛かりそうな気がします。

昨日はFinalMixの終了後、
整音監修の井上秀司さんが用意してくれた
お寿司でささやかな乾杯がありました。

その時の、グラスを片手にホッとしたような、
脱力したような高木ブー君の顔が忘れられません。
短期間の中でとても「やんちゃ」で、
素晴らしい音を完成させてくれた録音演出の若林さん、
整音の高木ブーくん、SEの笠松さん、
ブー君の助手の岩名くん、皆さんに本当に感謝です。

それから、整音監修の井上さん。
井上さんは鈴木プロデューサーと同い年の大ベテランなのですが、
Mixのあいだ中、ずっとスタジオでブーくんたちを見守っていました。
黙って見ていながら、
時折的確な意見を述べる井上さんの姿は、
ベテラン職人そのもので、とても信頼できるものでした。

おそらく、井上さんがいてこそ、
ブーくんたちがやんちゃになれるんだろうと思います。
鈴木さんと互いに愛のこもった悪口を交わしながら、
現場の雰囲気作りをしてくれた
井上さんには本当に感謝しています。