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「ゲド戦記」制作日誌

2006年3月17日

ナカザワ修理店

 
 今日も、アニメーターがエンピツ削りを抱えて制作部にやってきます。


 「詰まっちゃったんだけど……」


 一日に、何十回も抜き差しするエンピツ削り。
 作画部では、いつもどこかで、


 ガガッ ガガッ


 という、エンピツを削る音が響いています。


 その、何十回、何百回と繰り返される作業の中で、エンピツのシンが折れて、中に詰まってしまうことがあるのです。

 トントンとエンピツ削りのオシリを叩いて取れれば良いのですが、キッチリ詰まってしまっていると、分解して取り出さなければなりません。
 
 
20060320_pencil.jpg
『スクリューの奥に、水色のシンが詰まっているのが見えるでしょうか……?』
 

  
 制作部に脈々と受け継がれてきた、エンピツのシン回収の秘術。
 「ゲド戦記」では、新人・仲澤慎太郎に受け継がれました。
 

  
20060320_naoshitaro.jpg
『秘術を駆使してシンの回収にあたる慎太郎』
 
 
 軽快な音を立てて、息を吹き返したエンピツ削りは、スタッフのもとへと帰ってゆきました。
 
 若者はこうやって、ひとつひとつ、現場の信頼を勝ち得てゆくのですね。
 
 
 過去のエンピツ削りネタは、こちら……。