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「ゲド戦記」制作日誌

2006年1月26日

鈴木プロデューサー春を思う

 
 お昼過ぎ、鈴木プロデューサーが、制作部にやってきました。


 「このへんに、皮膚科ってないかな」


 鈴木プロデューサーは、自他共に認める「幼児肌」。そのせいか、真夏や真冬になると、身体に薄い発疹が出来るのです。今日はあんまりひどいので、お医者さんに診て貰いたい、と言うのでした。

 幸いなことに、制作部の渡辺さんが近所の皮膚科に通っていて、鈴木さん、早速予約を入れ、出かけてゆきました。

 以下、お医者さんでのやりとりです。
 
 
鈴木「いや~、夏や冬になると出来るんですよね。特にかゆいとかは無いンですが、気持ち悪くって」

女医さん「じゃ、お薬を出しておきましょ。念のため血を採りますから、腕をまくってください」

鈴木「イテテテテ! 僕、血を見るの苦手なんですよねェ。パッと映像が浮かんじゃってね。気が遠くなるんですよ」


 ………。


女医さん「はい、終わりました。5分くらい、ガーゼの上から押さえていてください。お薬、出しときますね」

 
鈴木「ところで先生」

女医さん「はい」

鈴木「これ、どういう人に起こりやすい症状なんですかネ」


 ………。

 
女医さん「思春期特有の症状ですネ」
 
鈴木「は?」
 
女医さん「じゃ、お大事に」


 会話は想像ですが、本当にあったお話です。