十二世紀のアニメーション 十二世紀の
アニメーション

─国宝絵巻物に見る
  映画的・アニメ的なるもの─



高畑勲
A4判ハード(横長)/全152頁(カラー136頁)
本体価格3,600円/ISBN4-19-860971-3


日本のマンガ・アニメーション隆盛の最大の要因は、日本人が12世紀の昔から、マンガ・アニメを作るのがうまかったし、好きだったから─今から850年近くも前の12世紀に描かれた、世界に誇る日本の文化遺産、絵巻。そこには、まさに映画的・アニメ的映像表現が満ちあふれている。日本のアニメ界を代表する高畑勲が、映画監督ならではの新しい視点で絵巻の  "見方"  とその躍動的な  "面白さ"  を解説。国宝「伴大納言絵巻」「信貴山縁起」「鳥獣人物戯画」等、長編絵巻4本をカラーで取り上げ、時には個々のシーンを拡大しながらの詳細な説明が、絵巻の魅力をより生き生きと伝える。

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