メインコンテンツ | メニュー | リンクメニュー

ページ内容

監督多忙につき、ただいま番外編!

2006年4月 3日

第六十四回 プリングルズの恨み

前回、机の上に置いておいたプリングルズを食べた犯人は、吾朗監督だと書きました。それが金曜日のこと。そして、次の日出社してみると、机の上に封を切っていないプリングルズが1本立っていました。そこへ、殊勝な顔をした吾朗監督がやってきて、

「食べてばかりで悪いから……」

なんと、自ら買ってきてくれたのです。考えてみれば、ほとんど自分が食べたのだから、当然といえば当然なのですが、単純な私は不覚にもジーンときてしまいました。

「なよ、次回の日誌のネタはこれだな」
「ええ、書きますとも。書かずにおれますか!」

抜け目のないマッチポンプ式自己アピールですが、私は吾朗流人心掌握術にイチコロです。「これは、ぜひとも日誌で監督の律儀さをほめねば」。

そして今日、月曜日、お昼過ぎから外出し、午後11時ごろ会社に帰ってきてみると、無惨につぶされたプリングルスの筒がゴミ箱に突き刺さっていました。もちろん犯人は、吾朗監督でしょう。私がずぼらで、日誌をなかなか更新しなかったので、自己アピールが成就するまで待ちきれなかったようです。

果たして、明日も監督はプリングルズを買ってくるのでしょうか。もし買ってきたとしても、私は冷ややかにこう言うつもりです。

「自分の席で食べてください」と。