制作日誌 1995年6月


95.6.01(木)
 CG部開設。日本テレビ編成局美術開発部の菅野嘉則氏が2年間の予定でジブリに出向。また、アニメーターの百瀬義行氏がデザイナーとして参加。

95.6.07(水)
 「耳をすませば」「On Your Mark」 初号。イマジカ試写室でスタッフ全員が見る。その後場所を吉祥寺のホテルへ移して打ち上げ。

95.6.09(金)
 宮崎監督、鈴木プロデューサーと共に「耳をすませば」の宣伝キャンペーンに出発。約3週間をかけて全国を巡る。

95.6.10(土)
 冒頭部分、主人公アシタカの住む隠れ里、今でいう東北地方の美術を男鹿和雄氏が担当することになる。

95.6.15 (木)
 冒頭に登場するもののけ、タタリ神を全てCGにする為の打合せ。直ぐにテスト開始。

95.6.19 (月)
 有楽町マリオン、日本劇場にて「耳をすませば」完成披露試写会。

95.6.22 (木)
 タタリ神の処理をCGと手描きの2種類のテストを平行して行うことになる。

95.6.24 (土)
 伊藤裕之氏が演出助手として参加。

95.6.26 (月)
 動画チェックは舘野仁美、中村勝利、斉藤昌哉の3氏でいくことに決定。

95.6.28 (水)
 色指定の保田道世さんIN。ジブリの絵の具が国内の絵の具会社、スタック、太陽の二社だけでは賄いきれなくなっている。「もののけ姫」用の絵の具の一部としてカナダのクロマカラー社製のものが使えるか、サンプルを発注。
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